夫婦で営業しています。
★飯島啓至★
オーナー、調理全般担当。パスタ打ちに燃えています。
☆飯島幸子☆
シフォンケーキ、ホール担当。お店の仕事の他、主婦、子育てと忙しい毎日にです。
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シフォンケーキは、どうして、あんなに高く膨らむのでしょうか?
どうして、真ん中に穴が空いているのでしょうか?
シフォンケーキを焼き始めた頃、とっても不思議で
普通はスポンジケーキを焼く、真ん中に穴の空いていない型で焼いてみました。
すると、焼き上がりは膨らんで美味しいそうなのに
さめると、真ん中がへこんでしまって…
なんか、意味がありそうな、『真ん中の穴』ですね。
一般的に、スポンジケーキを焼く場合、型にバターを塗ったり
紙を敷いたりしますが、シフォンケーキを焼くときは
型にバターは塗りません。
紙を敷いたりしません。
なぜならば、シフォンケーキは、ロッククライミングの如く、膨らんでいくからなのです。
一歩膨らんでは、型にがっしりとつかまり、また一歩膨らむ。
両手、両足で、しっかりと型をつかむようにして、
そして、一度つかんだら絶対離さない。
≪ 『私、あなたをつかんだら、もう一生離さないぃー』 シフォンケーキの生地さん談≫
そして『真ん中の穴』、生地に熱の伝わりが良くなるようにという意味もありますが
真ん中の部分も、しっかりロッククライミング、両手、両足でしっかり掴まり
生地が、へこまないようにしているのです。
≪ 『ぼくも、もう君を離さないよ』 型くん談≫
生地が、型に張り付いているから、焼き上がった時に型より大きくなっていれば
冷めても、型から小さくなることはないんですね。
ここで要注意、完全に冷めて安定した状態になっていないと、
型から出した途端、掴まるものがなくなるので、シフォンケーキは
ふぁ、ふぁ、ふぁ、ふぁ、ふぁ〜ん〜〜♪
と、小さくしぼんでしまうのです。
型から出す、と言っても、バターも塗ってないし、紙も敷いてない
まして、ケーキは必死で型に掴まっている…
となれば、簡単にはでてきてくれません。
だから、パレットナイフや竹串を使って、型からはがし、シフォンケーキを取り出す事になります。
ってことは、取り出した後の型には、たくさんのケーキの跡が…
シフォンケーキを美味しく焼くためには、シフォンケーキの生地が、しっかりと型を掴んで
ロッククライミングできるよう、ピッカピカに洗っておく必要があります。
たくさんケーキの跡がついた型を洗うのは、結構重労働です。
こればっかりは、食器洗い機には任せられません!!!!
マスター飯島啓至が、夜な夜な金たわし片手に、シフォンケーキの型と格闘してくれるおかげで
美味しい、美味しいシフォンケーキが焼けるのでした。
お父さん、ありがとう。